HR/HM名盤語るブログ

ヘヴィメタル/ハードロック系のアルバムを語ります。

DREAM THEATER『AWAKE』

ドリームシアター(以下DT)と言えば、前作にあたる「images and words」なのです。間違いなく。ただ、私的には1994年のリアルタイムで遭遇した本作「AWAKE」に思い入れがあります。当時いろいろ言われましたね。賛否両論、、と言うかほとんど否だった気はしますが。

このAWAKE、当時流行っていたグランジに擦り寄っただの、モダンヘヴィネス化(パンテラ化)しただの言われましたが、これ、よく聴くと、とてもキャッチーで聴きやすい作品だと思うんです😊

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①の「6:00」、まあ確かに初めて耳にしたら首を傾げるかもしれないですが、テクニカルなドラミング含めて、すべてのフレーズがインパクト大ですよね。このアルバムって、全曲そんな感じだと思います。プロダクションが生々しい、と言うか、とても乾いたサウンドだから殺伐とした印象を与えてしまってはいますが💦

②の「Caught in a wab」も同様ですが、サビのメロは、よりキャッチーですね。個人的には①②が連続的な意味合いもあるのかなと。③の「Inocence faded」は完全にポップロックソング。DT流ではありますけど😆一筋縄ではいきません😅

さて、④の「erotomania」からアルバムのハイライトへ突入します。インストの④、ダークでヘヴィだが、同時に非常にメランコリックでもあります。メインのパートはグルーヴィかつヘヴィ。ケヴィン・ムーアのキーボードも歪んでます。しかし後半、穏やかに晴れ上がったかの様にメロディックになります。DTの得意技ですね👍山あり谷ありを超えると美旋律の大海原が広がるというね🥰

そしてまたメインのヘヴィパートに戻り、そのままメドレー形式で⑤の「Voices」へ…この曲も重苦しく緊張感が漲ってますが、基本的には歌メロはキャッチーだし、ケヴィンのキーボードサウンドが絶妙なセレクトで唯一無二のアンサンブルを生み出しています。そして、ジョン・ペトルーシのギターソロです。もちろん全曲でリリカルにテクニカルに叙情的に弾きまくってます。このアルバムのメロウな部分は、ペトルーシが引き受けてると言っても過言ではないくらいに。このVoicesではワウワウペダルをかけて、ロックンロール的なアプローチで弾いてますね。

⑥の「Silent man」もメドレーで繋がります。ここでは打って変わってアコースティックサウンドによるバラード。この振れ幅もDTならではの魅力だと思います。

で、問題はここから😅⑦「Miller」⑧「Lie」の2曲。確かに、あからさまにパンテラ風なリフが出現したり、アレンジにはなってるとは思います。ただ、ここでもケヴィンのキーボードがギリギリのところで救ってますね🥰だからと言って、決して駄曲というわけではないですよ。ミドルから疾走パートへのテンポチェンジが効果的に機能したり、ドラマティックに展開したりと、DTならではのカタルシスは味わう事が出来ます。

そして大好きな⑨😍「Lifting shadows off a dream」これは名曲です!!!イントロのメロウなベースリフにキーボードが絡みます。これ聴いただけで顔がほころびます🥰何と言うか…ちょっとアンニュイな雰囲気が漂ってるので、、都会の冷めた朝、微睡みの中で目覚めた…みたいなイメージです🤣ヘヴィメタルな要素ほぼゼロです👍朗々と歌い上げるジェイムス・ラブリエも良いですね❤️

で、その余韻を引き継ぐように⑩の「Scarred」ですが、これがとても素晴らしいですね。少しジャジーで、やはり都会的なイメージ、、具体的に言うとシティーハンターですかね?気怠いんですよ🥰ん?シティーハンターかな??🤣

スルメ要素満載、聴き込み要素満載、にして、キャッチーな歌メロと、各楽器のプレイの応酬を満喫できる、DREAM THEATERの名盤『AWAKE』を語ってみました✨✨


【輸入盤CD】Dream Theater / Awake (ドリーム・シアター)

ご拝読いただきありがとうございました✨✨


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