AEROSMITH『GET A GRIP』
エアロスミスである。 このバンドも名盤、名作が多いが、 どれか一つ挙げろと言われたら、 間違いなく、この「Get a grip」を挙げる。
プロデューサーにブルース・フェアバーン、 外部ライターも多数参加で、 エアロならではの、 ファンキー&グルーヴィな ロックンロールが、 贅沢極まりないサウンドで詰め込まれ、 ゴージャスな一枚となった。
スティーブン・タイラーの軽妙なラップで 幕を開ける本作。 ②③④とまずは畳み掛けてくる。 全体的に言える事だが、 シンプルなロックンロールなのだが、 アレンジが非常に巧妙になされていて、 構成も凝りに凝ってる、 Bメロさえもなく、 サビではタイトルをシャウトして繰り返す、 このパターンが多いのだが、 飽きさせる事のない、 絶妙で、フックのあるアレンジと構成で、 上手く聴かせている。
後半はなんとなく70'を彷彿とさせる、 カオスな感じ。 だが、このアルバムでは、 そんな曲たちも、 躍動感に満ち満ちており、 まさに、 バンドは脂が乗りきった状態だな。
バラードも最高で、6/8拍子な⑨などは、 日本人は好きだろう、 某B'zもパクった、否!w 参考にしたほどだからw
この記事を書くため、 改めて全曲通して聴いてみたが、 ルーズでワイルドなロックン・ロールを 創造する事を信条とするバンドだが、 とにかくよく出来ていて、 且つ、目の前で プレイしているかのような息吹を感じる。 要するにカッコイイってこっちゃw
エアロスミス / ゲット・ア・グリップ(SHM-CD) [CD]