FAIR WARNING『RAINMAKER』
フェア・ウォーニングの2nd『レインメイカー』1995年リリース。90年代、HM/HRが世界的に急速に衰退していった中、日本のリスナーが独自の嗅覚で見出し、支援したバンドだと思います。1stが名盤とされていますが(もちろん好き🥰)個人的に思い入れがあるのは、この2ndアルバムです。待ちに待った3年ぶりのリリースという事で、気合いを入れてCDショップに駆け込んだ記憶があります🤣
1stは煌びやかなメロディアス・ハードという感じで、当然好きなんですが、より生々しいバンドサウンドを打ち出した本作のほうに、親しみやすさを感じたりしました。生活感があると言いますか。。
その内容ですが、まずは冒頭①〜⑤曲目で勝負アリです👍この5曲からは何故かJポップを感じます(^.^)もちろんハードロックしてるんですが、メロディの質が日本人の心に寄り添うような、、要は歌謡曲っぽいんですね。特に④の「Heart of summer」、Jポップにしか聴こえませんww ギターサウンドがソロ以外、ジャリっとしたクランチトーンで、しかもアルペジオ中心のバッキングワークになってるので。さらに歌詞が夏っぽいから、英語わからんちんな日本人でも、なんとなく理解できますよね🤣
なんの変哲もないロックンロールの②「one way up」にしてもイントロからAメロにかけては勢いだけなのに、サビでフックのあるメロディが出現するとか、やはり曲作りが上手いんですよね。
イントロのギターリフが印象的な「Don't give up」名曲です。諦めるな！と背中を押してもらえますよ。一旦ブレイクのあとのギターソロに震えます(´∀｀)
「lonley rooms」や「pictures of love」などといった、ほのぼのとした明るいバラード系ポップロックも良いです。「Desert song」のようなアルバムのテーマを主張した楽曲も数曲あります。深淵で落ち着いた雰囲気で、良いアクセントになってます。それだけではなく、肝心のメロディも秀逸ですね。
そして、当時新たなる聖歌として人気を博した「burning heart」、典型的なフェア・ウォーニング型メロハーソングですが、このテの曲が、本作にはこの1曲のみなんです。逆に言えば、それだけバンドの創作性がヴァリエーション豊かであるという事ですね。
日本盤ボーナストラックとして収録されている、「one step closer」「Rain song」の2曲。なぜボートラなのか疑問に感じてしまうくらい良曲です。特にRain〜は素晴らしい。素朴なアコースティックサウンドだけど、徐々に盛り上がって、バンドも入り、爽やかな癒しを提供してくれます。
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本作でのトミー・ハートのヴォーカルは、実直で誠実、妙な小技は一切なく、ストレートに歌い上げています。このアルバムの親しみやすさは、そこから来てるのかなと。ヘルゲ・エンゲルケも確か、ここからスカイギターを使用し始めたんですね。
さて、今日も疲れて乾ききった体を潤すために、この「RAINMAKER」を聴きますか😆
Rainmaker (Remastered) (Japan Only)
