THUNDER『Giving the game away』1999
前作の「Behind closed doors」が名盤と呼ばれるくらい、素晴らしい作品だったんですが…今回は敢えて本作を紹介します。99年リリースの『Giving the game away』。
正統なるブリティッシュハードロックの後継者。スイスのゴットハードと並び、90年代を代表するバンドだったと思います。当時は、この良さを完全に理解する事が出来なかった。渋く、キャッチーなメロディを持ち、ブルース基盤のハードロック。今となっては、1番好きな音楽かもしれません。
ダニー・ボウズの歌のうまさ、ツボを押さえまくる、レスポールの太いサウンドが信条のレフティ、ルーク・モーリー。魅力的なフロント2人を擁する事で、Thunderというバンドの勝利は約束されました。
そのダニーのヴォーカルを引き立てるバラード系の楽曲が多く収録されているのも嬉しい。そして、どの曲でも、オーソドックス且つ印象的なフレーズで楽曲を盛り上げるルークのギター。繰り返しになるけど、この2人、ホントに素晴らしい❤️
キラーチューンとも呼べる①は前作の「River of pain」に匹敵します。⑤のカッティングソロはたまりません!⑥のピアノバラードも、ダニーの歌声が沁みます。⑧のツインリードも良い。
前述したように、全体像として、ミドル〜バラード系の曲が多いが、どれも心地よいグルーヴが存在していて、アーシーでブルージーな「Thunderの音楽」を堪能する事ができますね🥰