SYMPHONY X『THE DIVINE WINGS OF TRAGEDY』
シンフォニーXの出世作、
3rd「the divine wings of tragedy」
ドリームシアターの影響下にある事は間違いない。
しかしそんな事は関係なく、
この3rd、素晴らしいアルバムだ。
まずはなんといっても、キャッチーな
ヴォーカルメロディーが良い。
非常に求心力があり、飛び立ちたくなるような、
というか、胸に迫るものばかりだ。
演奏はまさに、言うまでもなく、
テクニック集団である。
ギターはピロピロザクザクw
ベースはヌルヌルwキーボードはキラキラ、
そしてドラムはドコドコタカタカときたもんだ!w
これだけ言うと変態そのものだが、
しっかり有機的に絡み合っていて
独りよがりではなく、ちゃんとメロディアスだ。
特に①〜④の流れは圧巻。シンプルに楽曲が良い。
スリリング且つアグレッシブ、時にミステリアスで、
基本的にはメロディアスでキャッチー、
このミステリアスな要素というのが
個人的には好きだ。
ザクザクと低音がイコライジングされた
ギターリフの中を、這いつくばるようにキーボードが
絡むwう〜んミステリアスw
ラスト前に20分のタイトル曲があるが、
これも名曲。歌劇のようなコーラス隊による
イントロから堪らないが、
長尺ものにありがちな、
この部分、絶対いらんやろ?
みたいなところがないw
ただ、上にも書いたが、
ギターサウンドがやけにヘヴィだ。
それもいわゆるドンシャリの
シャリがなくなったような音。
これもダレル症候群て事?
あと、ドラムのスネアが今度は逆に軽い、
というか、乾き過ぎてて存在感がないというか…。
90年代にリリースされたメタルものって
けっこうこの手のプロダクションなんだよなぁ😒
ま、そういう時代だったって事か?😆