LED ZEPPELIN『LED ZEPPELIN Ⅱ』
せっかくなので、ツェッペリンを続けていこうかなぁと思います。もちろん「レッド・ツェッペンⅡ」です!この「Ⅱ」というアルバム、ハードロックの元祖だとかヘヴィメタルの原型とか言われ方をされますが、当の本人達は当然、そんな気はさらさらなく、1stに続いて、ただやりたい音楽をやり、表現欲求を満たしただけなんですね。
このアルバムがリリースされたのは1969年。まだハイゲインのギターサウンドという概念がない時代・・今でいう、ナチュラルなクランチトーンのような音だと思いますが、当時としては、これがギンギンのロックギターサウンドだったのでしょう。
ジミー・ペイジというギタリストが凄いのは、よく言われるプロデュース能力に長けているとか、天才的リフメイカーであるとか、もちろんそうなんですが、私が凄いと思うのは「こんな感じで佇む ギタリストがカッコいい」というイメージを作り上げてしまったことではないでしょうか。
黒髪でミステリアスで華奢で・・後の80'以降のギタリストってみんな黒髪な気がするし、みんな細かったような・・例外除いて(笑)あとは、このメンバーを揃えたこと!人脈もクールだったんです。人間力っていうのかな。
で、アルバムの音はというと、帯びタタキとかに、メタリックな云々みたいな謳い文句が書かれてますが、80'以降の音楽を先に体感してしまった者としては、説得力はなく、むしろ、なんとも言えない「温かい音」の凄味のようなものに魅力を感じるのです。
エクストリームのヌーノ・ベッテンコートが「あらゆる、ギターリフのパターンをペイジはやり尽くしてしまった」と語った事があったがまさにそのとおり。 このⅡというアルバム、偉大なるリフの数々、名演が刻まれています。
あまりに有名な「whole lotta love」のギターリフ。プラントの怪しいシャウトに導かれる中間部分も病的でクール。それに続くアルバム前半、モロにブルーズロックな曲が収録されているが、ここでの主役は、ジョン・ポール・ジョーンズ。曲中、同じフレーズが2度も出てこないんじゃないかってほどの、このベースラインは素晴らしいです(^。^) 全てアドリブで弾いているかのよう。(実際、そうでしょ)
後半の、ジョン・ボーナムの原始時代的?なドラムソロをフィーチャーした、まさに中毒症状に陥るリフ全開のインスト部分。
https://youtu.be/uiLKT5rPHBA【whole lotta love】かっこよすぎて🥰こーいうのがロックだよね😍
とにかく、名曲名演が目白押しなんですが、実はこのアルバムの制作環境というのがまた、どえらいことになってて、全米ツアー中の合間を縫って、訪れる先々のスタジオでレコーディングが行われたそうで、なんとなく、散漫な印象を受けるのはそのせいかとf^_^; このやっつけ仕事的な感じがホントに好き😍わけのわからんテンションで制作してたのは間違いないですね!
ツェッペリンのアルバムなんてのは、勉強の為に聴かなければ!みたいな、ある種、教科書を開くような感覚で、気合いを入れて聴き臨んだんですが、70'を代表するアーティストに触れられて、幸せだーって当時思ったものです(笑)ハタチくらいのとき🤣
ご拝読いただきありがとうございました✨