FM『SYNCHRONIZED』
ブリティッシュハード・ロックバンド、FMの2020年!!!リリースの「synchronized」通算11枚目だそうです。まさに英国伝統芸能😆ブルーズフィーリング溢れるハードロック。FREE、BAD COMPANY、WHITESNAKE。現在に至るまで脈々と受け継がれてきた魂の音楽。
とは言え、今や数少なくなった、こうしたブリティッシュハードロックを体現する貴重な存在として、FMというバンドは大衆から親しまれていますね。(ホントに?🤭)ブルーズが基盤になっているとは言え、都会的で洗練された楽曲もある、という印象もあるので、メロディアス・ハードと言っても差し支えないかなと思います。
哀愁系HRの①②。キャッチーな歌とノリの良さが心地よいですね。キーボードのアレンジが秀逸です。快活なメロディを持つゴスペル風ポップソングの③。マイナーだけど暗くならず、希望に向かう様な歌メロ、日本人大好きなピアノバラードの④。
印象的なシャッフルリズムの⑤から⑥への流れがエモります😆その⑥は名曲!バラード風イントロからビート系疾走ナンバーへ。郷愁を誘うメロディも素晴らしいです。エンディングの音選びがセンスよろし👍
https://youtu.be/2g0AaEi-Q6s【BROKEN】ギタリストがEVHを使用しています。珍しいですね。
特にこのアルバムにおけるギターが良い🎸それほど歪んではいないナチュラルなオーバードライブトーンでのソロは、まさにツボを心得た職人技でございます🤣時折り魅せるツインハーモニーがたまらんです🤣
大らかでほんのり明るくもブルージーな⑦、R&Bっぽいソウルフルな⑧、思い切ったキーボードアレンジが意表を突くAORの⑨、などなど、いずれの曲も強力なフックが伴い、稀代のシンガー、スティーブ・オーバーランドが、その美声且つソウルフルな歌声で、極上の音世界を聴かせてくれます🥰
どちらかと言うと、Bad company時代のポール・ロジャースを彷彿とさせる歌い回し。そして、ハリのある声で黒っぽい歌い方するなんて珍しいと思います。これがトロけるんですねぇ😍さすがにお若い時に比べたら、瑞々しさは失われたかもしれないが、それでも枯れた味わいも加味して聴くことのできる彼の歌は、ある種の癒しでもあると思います。
都会的洗練モードと土着的ブルーズモードが、行ったり来たりで飽きさせない。ワイルド過ぎもせず甘ったるい事もない。非常にバランスが良くて、真の意味で聴きやすい音楽をプレイしていると思います。それにしても、キャリアが有に30年を超えているとは驚愕であると同時に、最大級のリスペクトに値します。まさに🇬🇧英国伝統芸能🇬🇧であります👍
ご拝読いただきありがとうございました✨