GOTTHARD『NEED TO BELIEVE』
スイス出身のゴットハード。90年代に活躍したハードロックバンドですね。「Need to believe」は、残念ながらヴォーカルのスティーブ・リーの遺作となってしまった通算9thアルバム。
2009年リリース。ゴットハードの音楽性はブルースを基盤にしながらも歌メロを全面に押し出したメロディアス・ハードと言えるでしょう。
メロハーと言っても、キーボード🎹などは極力排除したアレンジでギターオリエンテッドな生々しいバンドサウンドを信条としています。しかしながら、これが逆にメロディの美しさを増幅させています。
優れたアルバムを数多く生み出してきたゴットハードですが、個人的には、この「Need to believe」が最高傑作だと思っています。
哀愁漂うメロディが魅力の①②。それでいて躍動感に溢れています。オープニング2曲で、このアルバムが名作になるな、と予感できます。
https://youtu.be/jpjFM3rxw_M【Shangri la】music video これ、何ですかね?w演奏シーンどころかメンバーも出てこないですよ🤣
タイトル曲の③は意外にもヘヴィなバラード、④は多少アコースティカルで大陸的な雰囲気が漂う佳曲です。少しトーンダウンしますが、この振れ幅の大きさが、よりダイナミズムを感じさせます。
ヘヴィ且つアグレッシブなリフを伴うのが⑤⑧⑩だが、これらの曲もキャッチーなメロディが満載で、味わい深く、濃厚なハードロックを堪能できます。
⑥⑨などは、いわゆるロックバラードと呼ばれる様な曲だと思いますが、ミドルテンポで普通にロックしています。⑥は3/4拍子で、サビのbreak away♪がインパクトあります。⑨もサビが印象的で一緒に歌わずにはいられません。
ゴットハードというバンドは素晴らしいバラードをいくつも持っていますが、もちろん本作にも。特に⑦の「Don't let me down」、イントロのアコースティックギター、途中に聴こえてくるピアノも効果的に作用し、サビは力強く飛翔できるかのようなメロディ💝レズリースピーカーが掛かったギターソロも枯れた味わいがあり👍ラストの「Tears to cry」もオーケストレーションをふんだんに使った、エモーショナルなバラードだ。
どの曲も力強くも狂おしいほどのメロディが備わっていて、それに身体を委ねるしか他はありません。しかし、あくまでも骨太なハードロッックサウンドなのが実に頼もしいし、信頼もできますね❤️
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