BLUE MURDER『NOTHING BUT TROUBLE』
1993年リリース。ブルーマーダーの4年ぶりの2nd。1st制作時にコージー・パウエルが早速脱退したり、バンド立ち上げ当初からメンバーが固定せず、それでもなんとか乗り越え、デビューアルバムは素晴らしい作品となりましたが、その後またしてもメンバーの入れ替えが起きて、ジョン・サイクスはかなり頭を抱えていたのではないでしょうか💦想像ですけどね💦
そんな状況がこの2ndの音に出てしまっている様な気がします。1曲1曲のクオリティは高いんですが、全体的に何となく散漫な印象を与えてしまっていると思います。時代の空気もあり高品質なプロダクションだった1stに比べて、本作は生々しく荒々しいサウンドへとシフトしているのかなと。ジョンがそれを望んだかどうかは別として、、、
それでも、オープニングの「We all fall down」は疾走感と躍動感に溢れつつ、ガッツポーズ系のサビメロが聴く者の胸を打ちます。続く「Cry for love」と「Runaway」ブルージーでありながらパッド的なシンセが後ろにいて、サイクスの"あの"リフワークがそこへ絡み、まさに誇り高き英国への情景といったサウンドですね。それにしてもサイクスのヴォーカルは聴いていて安心感があります🥰
https://youtu.be/8dAYqj4MmgQ【We all fall down】Live in Japan 98' ギターチューニング半音下げですね😊ソロのバンドとしての来日公演。よ!殿!🤣
「Dance」とか「I'm on fire」とか、曲名がVAN HALENみたいで🤣なんとなくアメリカンな雰囲気がありますね😂いやマジで💦カラッとしたロックンロールですよ!
「Save my love」もうとろけてしまうバラードです💖イントロのギターから、もうトロットロに溶けます🥰そしてサイクスの極上のヴォーカルを堪能できます😍ギタボのレベルではないですな、この歌いっぷりは👍ある意味R&Bっぽい節回しが出てきたり、ソウルフルでブラックフィーリング溢れてます🥰
「Love child」これもゴキゲんなロックンロール!ブラスが鳴るとメタル色が一気に減退するのが面白いですよね😂ただしギターソロは弾きまくりで、デニミッシュコードの音階を使ってますよ!ネオクラじゃないですか!🤣
「Should't have let you go」「I need an Angel」ここからまたブリティッシュサウンドに戻ります。壮大で深淵で上品な音世界。ギリギリのところで、ポップでキャッチーとは言い難いようなサウンドにしているのがサイクスならではだな、と思いますね。ラストのアコースティカルかつフォーキーな「She knows」優しい質感だが、ジミー・ペイジを彷彿とさせる手法で楽曲が進行していく。3/4拍子なのも印象的ですよね… 。どこかに迷い込んだかの様に、アルバムは幕を閉じます。
本作リリース後も、なかなか安定した活動を続ける事が出来ず、解散状態に陥ったり、結局はバンド名を変えたりソロ名義になったり、至高のギタリストであるにも関わらず不安定な状況が続いてしまいます。もっともっと、この路線でブルーマーダーを続けてほしかったし、作品を聴きたかったですね💦
ご拝読いただきありがとうございました✨
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